mardi 1 janvier 2008

PARIS +90

new year's day

新年はポンヌフで祝った。
橋の向こうに見える、アンリ・ソヴァージュ設計のラ・サマリテーヌが美しい。


2008年の到来の合図は、エッフェル塔の光。
その瞬間、辺りではシャンパンのはじける音、車のクラクション、そして人々の歓声。
こういう祝い方もいいものだ。

一夜明けたパリ。
数時間前の馬鹿騒ぎが遠い昔のように静かなパリ。


しかし、街中の至るところには空になったシャンパンのボトル。
やはりあれは夢ではなかった。


空港に向かう前に、とともにノートルダム寺院へ行き、一種の初詣を済ませた。


パリでの90日間もいよいよエピローグ。
数時間後には、アメリカに向かう機上の人となる。

フランス滞在中、お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。
フランスでの経験を糧に残りのMBAプログラムを充実したものにしたいと思います。

続きは、こちらまで。

lundi 31 décembre 2007

PARIS +89

moved out from the apartment

午前中、3ヶ月間に渡って生活をしたアパルトマンを退去。
狭いながらも絶好のロケーションで文字通り生活の拠点となったアパルトマン。
かつてパリの胃袋と呼ばれたモントルグイユでの買い物は本当に楽しかった。

これまでいろいろな住処との別れを経験してきたが、今回の別れはやはり寂しい。
どうもありがとう。

パリ最終夜は、セーヌ左岸、ポンヌフ近くのアパート・ホテルで過ごすため、午前中タクシーで移動した。



shakespeare & company

サン・ミッシェルでランチをとった後、近くのShakespeare & Companyへ。
昨日訪れたLe Pure Café同様、この本屋も映画「Before Sunset」に登場した。


店内は、ほとんど全てが英語で書かれた本。
フランス国内の現代建築について書かれた手頃な本を探したが、残念ながらみつからず。

快適に過ごせる店内の雰囲気は好きです。


le monde headquarters

夕方、13区へ。
お目当てはこの建築物。Le Monde本社屋です。


以前、走る電車の中からこの建物を見て以来、ずっと気になっていた建築。
1990年完成、設計はドミニク・リヨンとピエール・デュ・ベセ。
まるでLe Monde誌そのもののようなデザインは非常に斬新。


しかし、個人的には正面ファサードの個性が強すぎて、それ以外の印象がほとんど残らない。
できれば、屋内も見学してみたかった。

今回のパリ滞在中のの建築鑑賞はおそらくこれで最後。
特に、エクトル・ギマール、ル・コルビジュジエ両巨匠の作品はもっと見たかった。
しかし、それはまたの機会に。
古い街並みを彩る数々の現代建築、こんなに美しい都を再び訪れない訳がないから。


metro ad

メトロのホームで今日みつけたRATPの広告。


「2008年、あなたの目標は」

メトロの路線図に描かれた駅名は、
「Progression(前進)」、
「Amour(恋愛)」、
「Zen(禅)」などなど。


我々が住んでいたアパルトマンの最寄駅(Sentier)は「Victoires」、つまり「勝利」。
そうなることを願いつつ、今は行動あるのみ。


new year’s eve

パリ滞在最後の夜、そして2007年最後の夜。

ディナーは、サン・ミッシェルのとあるレストラン。
ここは実に5年半ぶり。
と初めてデートした思い出のレストラン。
店内の雰囲気は当時と変わらず。
しかし、ユーロ高の影響でコストパフォーマンスは非常に悪くなってしまったのが残念・・・。

その後、トロカデロへ。
 

そして、最後はポンヌフ。
2008年の到来を祝うために、セーヌにかかる橋の上は多くの人で溢れています。


パリ滞在、残り12時間。

dimanche 30 décembre 2007

PARIS +88

久しぶりに青空が顔を出したパリ。


fondation cartier pour l'art contemporain


ジャン・ヌーベルの設計によるカルティエ現代美術財団


建物というより、ガラスのレイヤーという感じで、不思議と存在感を感じさせません。
ファサード正面に位置する木々とも自然と調和しています。


朝日を受けて輝く姿も美しいけど、夕焼け、月の光に輝く姿もきっと美しいはず。
違う時間、違う天気、そして違う季節に訪れてみたいと思わせる建築物はそう多くはない。
また来よう、いつか。


le pure café

パリを離れる前に行ってみたいと思っていたカフェ。
11区にあるLe Pure Café。


映画「Before Sunset」の撮影にもつかわれたこのカフェは、パリの中心部にあるカフェとは少し違った雰囲気。
仲の良い友達と長居するのも良し、窓際の席で読書するのも良し。


こういうカフェの存在を知ってしまうと、パリを離れるのが一層辛くなります。


metro art

4号線が通るSt Germain des Prés(サンジェルマンデプレ)。


パリのメトロの多くは、ホームの壁面に広告が貼られていますが、ここのホームには一切なし。
代わりにあるのが、これ。



today's baguette

日曜日の今日は最寄りのEric Kayserが休み。
アパルトマンで食べる最後の晩餐用のバゲットを調達にRue Monge(モンジュ通り)にあるEric Kayserへ。
いつも買っているバゲットはなかったけど、代わりにBaguette Kayserを購入。


こんなに美味しいバゲットが食べられるのはしばらく先かな。

パリ滞在、残り2日。

samedi 29 décembre 2007

PARIS +87

cité internationale universitaire de paris

パリ大学国際都市に行ってきました。


ここは世界各国からパリに勉強に来ている学生や研究者のための学生寮(群)です。
広大な敷地には様々な建築様式の建物が点在しています。
中にはル・コルビュジエ設計の学生寮まであるから驚き。


maison du brésil by le corbusier


1959年完成のブラジル館。
建物の南側ファサードはどこかマルセイユのユニテ・ダビタシオンの雰囲気。


エントランスを入ると、目の前にはクールな郵便受け。


残念ながら、見学できる範囲は地上階のエントランスホールのみ。
地上階は天井が非常に低いのですが、不思議とあまり気になりません。



fondation suisse by le corbusier & pierre jeanneret


1933年完成のスイス館はル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレの共作。


地上階にあるサロン。
壁にはル・コルビュジエが描いたフレスコ画。


階段を上がったところにある長椅子。


見学用に開放されている105号室。
壁の本棚が印象的です。


こういう学生寮で生活する学生はどういう気分だろう・・・うらやましい限り。



metro art

コンコルド駅、12号線のホーム。



パリ滞在、残り3日。

vendredi 28 décembre 2007

PARIS +86

la muse vin

今日のランチは11区にあるLa Muse Vin。


前菜、メイン、デザートとも美味しく、申し分ないコストパフォーマンス。
グラスワインのチョイスも個人的には大満足。
もうちょっと早く知っていれば、複数回訪れたこと間違いなしです。


fondation le corbusier


かねてから訪れてみたいと思っていたFondation Le Corbusier(ル・コルビュジエ財団)。
ようやく行ってきました。

上階に続くスロープはサヴォワ邸を想い出させます。


狭い建物で、見所自体そんなに多いわけではないのですが、短い時間に訪問者は意外と多かった。
明日もコルビュジエのデザインした建築物を見に行こうと思います。



metro art

本日紹介するのはモンマルトルの近くのAbbesses。
映画「アメリ」では、大きな駅名表示がある、この駅のホームは印象的でした。


ちなみにホームから地上まではかなりの距離ですが、エレベーターに乗らなくてもこんな楽しみが。
華やかなデザインの階段が癒してくれます。


jeudi 27 décembre 2007

PARIS +85

paris walk

今日も、用事を済ませてから、パリを散歩。



パリの面白さは古さと新しさが共存している点。 サントノレを歩いているとこんなおもしろい建物が。


ここ最近、パリは生憎の曇り空で、寒い日が続いています。
こんな日は一杯のエスプレッソがとても暖かく感じられる。
写真は11区にあるCafé Charbon。


metro art

パリのメトロに乗っていると、たまに凝ったデザインのホームに遭遇することがあります。
こちらはArts et Metiérの11号線ホーム。
おもしろいデザインです。



パリ滞在、残り5日。

mercredi 26 décembre 2007

PARIS +84

bercy

今日のパリは生憎の曇り時々霧雨。
昼過ぎ、郵便局でアメリカ行きの荷物を送り、ベルシー方面へ。
お目当ては、フランス財務省の建物。


1998年に完成したこの建物の設計はシュメトフとユイドブロの手によるもの。
セーヌ河に大きく張り出したデザインが印象的です。
こちらの写真の方が迫力が伝わってきます


chocolat chaud (hot chocolate)

細かい霧雨の中、身体が冷えてきたので、ホットチョコレートを飲むことに。


向かったのはマレ地区のCacao et Chocolat。
ちょうど良い甘さのホットチョコレートで心も身体も温まりました。


パリ滞在、残り6日。

mardi 25 décembre 2007

PARIS +83

christmas

本日はクリスマス。
観光地は相変わらず観光客でごった返していますが、いつもより静かなパリです。

今日は妻とパリを散歩しました。


wall of paris

12世紀初めのパリの城壁。
場所はサン・ポールの近く、リセの運動場の片隅。
フィリップ・オーギュストの時代に築かれたパリの外壁です。



musée du quai branly

パリ7区に位置するケ・ブランリ美術館。


昨年開館したこの美術館は、ジャン・ヌーベルの設計です。
美術館の敷地に入ってじっくり彼の建築を眺めようと思ったのですが、生憎の休館。
クリスマスということを忘れていました。
本日の写真は美術館の敷地の外から。